2007.6 review

■ BARRY MANILOW
 1989年の作品です。バリーマニローの曲って、ほぼバラードです。バラードばっかりだと、大抵1枚聴きとおすのが辛いです。しかし、なぜか、彼の作品は心地よいんですね。どうしてでしょう。彼の声が、私の波長に合うからなのかもしれません。このアルバムは、PLEASE DON'T BE SCAREDから始まります。こういう音楽を聴きながら読書をしたり、勉強をしたりすると、しっとり落ち着いて集中できます。次のKEEP EACH OTHER WARMは、シンプルな曲なんですが、心が落ち着くんですね。不思議です。いつもハードな曲を(たいしてハードではないですが、メロハですから)聴いていますが、AOR系の音楽をついつい聴きたくなるんですね。93点

■ ZZ TOP Greatest Hits
 ZZ TOPは、昔、大学の頃、アメリカのヒットチャートを賑わしていて聴いたことがあります。何枚かレンタルで借りて。でも、私の好みではないんですね。このブギというやつが私は苦手なんです。でも、中にメロハという感じの曲があるんです。ROUGH BOYって曲です。他の曲は、やはりZZ TOPって感じです。まあ、CDケースの奥に仕舞われて、二度と引っ張り出すことがないかもしれません。80点

■ BRIGHTON ROCK/TAKE A DEEP BREATH
 カナダのバンドの1988年ごろの作品ですね。幾つかのメロハのブログサイトで紹介されていて、凄くよさそうでしたので聴いてみました。実は、アメリカ、イギリス、ドイツ、北欧、カナダあたりのメロハの優れものは、レア盤を除いて名前すら知らないなんてことはあまりないように思ってました。あちこちのメロハのサイトの方々がレビューされていたのを読んでいましたので、レアでもなく名盤があるはずはないと。それが正直な思いです。勿論、私の好みの問題がありますので、苦手な分野(例えばLAメタル)は読むのもスルーしてますから、漏れもあるでしょう。この作品は、そういう作品の一枚かなと期待しました。で、聴いた感想を率直に言えば、確かにまずまずの線のメロハです。しかし、多くのメロハサイトの方々が積極的にレビューしなかったのがわかるような気もします。私的には、玉石混交の作品ですね。得点を付けると、91点って感じではないでしょうか。

■ ST.CLAIR
 どこかのサイトに紹介されていた記述が非常に魅力的だったので、聴いてみたという作品です。勿論、MTMレーベルの作品であったというのも購入した理由の一つです。で、中身ですが、純然たるメロディアスハードではありません。ウエストコーストサウンド+AOR+メロハという感じでしょうか。いろいろな要素が入り込んでいます。ボーカルさんの表現力はなかなかのもんです。味わいがあるといえるかもしれません。私が、ちょっと気になったのは、FIRE AND ICEという曲です。勿論、あのパットベネターが歌っていた曲です。この曲が一番いいと何回聞いても思えるんです。ということは、それ以外の曲は、この曲を超えてられていないということです。92点